チーム力

以前お世話になっている監督がこんな事を言っていました。『組織、チームとは船である。船底にどんな小さい穴でも開いていたら船は沈む、大きさは時間の問題でしかない、1人でも気持ちに隙のある奴が存在する組織はいつかダメになる。誤魔化しは通じない、所詮時間の問題だ』と、でも船底の穴に気がつかなかったり、気づかぬふりをしてる時がある様な気がします。
チームの雰囲気が良いときというのは船底に穴はない時か、穴に気づかぬふりなど誰もしていない時かも知れないななんて思っています。これは実は思いのほか精神的なパワーのいる事かも知れません、
私は10代の頃にいつも自身が練習をしているグランドをスタンドの上から見たときの見え方の違いに驚いた事があります。当然練習中の視点は自分中心ですが、俯瞰した際は全体です。当たり前な事なのですが、この2つの視点というのはチーム力を高める上では全員が持たなくてはならない事ではないかと感じています。どちらか1つでもダメだと思っています。自分の視点ばかりでは当然個人プレーになってしまいます。俯瞰ばかりでは無責任なってしまいます。チームとして戦う上でチームという組織に活かされている事を理解し、チームのために何をすべきか、その中で判断し、決断し、責任を持つ、そういう人間の集まりでなければやはり遅かれ早かれ時間の問題の気がします。沈没は・・・
そして何よりもっとも大切なのは、その試合やチームや参加している意義を1人1人がどのように捉えているかではないでしょうか?魅力のない試合を行う、魅力ないチームに価値を見出すでしょうか?様々な条件面での良し悪しは当然あるとは思いますが、やはり魅力的な組織に、魅力を感じ、何物にも変えがたい何かを感じ人材が集結した組織でありたいと思います。