2009年09月 アーカイブ

受付業務

今回のブログは、この前のスタッフの飲み会でウーロン茶しか飲めなかった斉藤が担当します。
さて、今日で箕山クリニックが5周年を迎えました。
そこで、今回は箕山クリニックでの業務について書きたいと思います。
普段はドクターズフィットネスでの運動指導がメインですが、週一回クリニックの受付業務も行っています。
業務の具体的な内容としては、電話対応、患者さんのチェックインとチェックアウト、レントゲン撮影の補助、初診の患者さんの問診などです。
トレーナーの仕事に一番関係してくるのが初診の患者さんの問診です。問診とは、患者さんや選手の訴えを聞くことです。怪我が起きた時の状態やどのような時にその症状が出るのかなどを正確に聞くことによっておおよその病態を知ることができます。
この問診がアスレティックリハビリテーションの評価をする時や現場で怪我が起きた際に選手の状態を把握し処置をするのにも非常に重要になってきます。
通常は疼痛(痛み)を訴えて来院する方が多いのですが、問診する場合は疼痛の部位や安静時痛、圧痛、特別な動作の時に痛みがでるのかなど、細かく聞くようにしています。また日常生活での障害も聞きます。例えば、正座、立ち上がり動作、階段昇降、スポーツ活動時(ジョギング、ダッシュ、切り返し、ジャンプなどで痛みがでるかどうかを問診します。
患者さんは一人ではないので、この問診に時間をかけると診察が進まなくなってしまいます。診察が円滑に進むように短時間で情報を聞かなければいけません。以前は必要ない事を聞いて時間がかかっていましたが、最近は必要最低限の問診が出来るようになってきた気がします。また、混雑時には問診だけではなくカルテの入力のスピードも勝負です。この受付の業務では、問診の難しさや大切さなど、問診の技術を学ぶことが出来ると思います。そして何よりも、パソコンの入力スピードが上達します。笑
5周年ということもあり、私自身は2年目ですがこのような基本的なことを大切にして業務にあたっていこうと思います。

斉藤 真広

「伝える」技術

「伝える」という事。

以前、小川トレーナーも同じような題でブログを書いていますが、トレーナーにとって非常に重要な技術だと私も思っています。

元々、トレーナー(trainer)の語源は「train(教育する)」という言葉からきています。
大学時代にも、「トレーナー」は「教育者」であれ!
と強く教わりました。

特に、私が関わっているような育成年代の選手達には、セルフコンディショニングが出来るような選手になってもらいたいと考えています。
そのために必要な技術が「伝える」ということです。

チームのサポートに行った際には、極力選手達の前でコンディショニングについての話しを簡単にするようにしていますが、なぜ行なうのか?どのようなタイミングで行なうのか?実際にどのように行なうのか?など、伝えるべき内容は多いのですが、あまり長くダラダラと話してしまっても、選手達の印象にはなかなか残りませんし、逆に混乱を招いてしまうような気がしています。

そこで、いかに短く、選手が興味を持つような、インパクトのある話を1つ2つするかが重要だと考えています。

フィジカルトレーニングの際も同様です。
トレーニングを全力で行なうために、目的などを簡潔に話してから、トレーニングをするように心掛けています。

しかしながら、選手達の表情や動き、雰囲気などから自分が伝えようとしている事のほとんどが伝わっていないかもなぁ・・。
と感じることがあります。

それはまだ自分の知識や「伝える」という技術が低いためなのですが・・。

その技術を向上させるためには、自分の知識を整理する事が大前提ですが、視線や立ち居振る舞いなどの雰囲気、声のボリュームなどの細かい部分にも気を使っていくことが出来れば、「伝える」という技術を高めていく事が出来るだろうと考えていますし、そこまで気を使えるような余裕をもてるようにならなくてはいけないですね。

永井将史