2006年10月 アーカイブ

Professionalism(プロ意識)

先週末にテニス協会の仕事で仙台に行ってきました。
今回は以前よりお世話になっており、私三栖が師事するトレーナーの1人
中村寛孝トレーナーのサポートとしてでした。
毎回思うことですが、中村トレーナーの仕事はプロであるという事です。
がしかしそれは稼ぐ金額がなどというつまらない理由ではありません!
 我々MCATでも良く、プロ意識、プロの自覚などという事が議題になります。
でもプロってなんでしょう?その仕事で生活をしていればプロ?
お金を沢山稼げばプロ?何か違う気がします。
 
 先日こんな事を学びました。
Volunteer(ボランティア)というと無報酬で働く人、事などの意味に思いますが、
原義は義勇兵、志願兵で、意味は自発的に、進んでなどという意味があります。
Voluteerism(ボランティア精神)とは無償な活動意欲ではなく
実はVoluteerismこそ明確な目的意識や高い目標意識があるそうです。
マズローが唱えた欲求理論では人間の行動を引き起こす欲求は次の五つの階層を持つとあります。
1)生理的欲求(生命の維持に関する欲求)
2)安全の欲求(衣服、住居など生命に関するものを安定的に維持したいという欲求)
3)社会的欲求(集団に所属し仲間からの愛情を求める欲求)
4)自尊欲求(承認、尊敬、独立などを求める欲求)
5)自己実現欲求(自己の成長や発展を求める欲求)
Voluteerismとは3)以上のものを目的としているそうです。
仲間を求めたり、地位や名誉、名声を求めたり、自分自身の成長の為などです。
でもこのVoluteerismってProfessionalには欠かせないものではないでしょうか?
プロである以上自分自身の成長に妥協は出来ません
プロである以上周囲の人間のみならず多くの人間に認められなくてはなりません
その為には本当の仲間が必要ですし、社会的な地位やポジションも必要です。
中村トレーナーからは真のVoluteerismを感じます。だからProfessionalだと感じるのだと思います。

VoluteerとProfessionalの違いは何でしょう?
Professionalとは専門職なのですから、
自分の専門とする分野で安定した生活をし
自分の専門とする分野で本物の仲間をつくり
自分の専門とする分野で認められ
自分の専門とする分野で自分を成長させられている人間
ではないでしょうか?
こう考えると軽はずみにProfessionalだとかProfessionalismだとか言えませんし
日々高い意識レベルを持ち自分自身の言動に注意しなくてはなりません。

我が箕山クリニック院長の箕山ドクターはプロという言葉を良く口にします。
多少違う見解はあるかも知れませんが、明確なプロ像をMCATスタッフに提示し求めます。
我々が応えられているか?現段階では・・・です{/face_ase2/}

でもMCATは高い意識をもち真のProfessional集団になりたいものです。頑張らねば・・・

三栖 英揮