2009年03月 アーカイブ

サレジオ学院サッカー部

私は現在サレジオ学院サッカー部をサポートさせていただいています。
以前は櫻井アスレティックトレーナーとともにアシスタントトレーナーとして活動していましたが、現在は一人でサポートをして2か月が経とうとしています。

活動の内容としてはフィジカルトレーニングの指導で、フィジカルテストの結果や隔月に行なわれる三栖アスレティックトレーナーの実技研修を参考にメニューを組んでいます。
実技の研修ではサッカーにおけるウォーミングアップやステップ動作などを勉強します。そこで学んだ事を実際に指導するんですが、特に難しいのはステップ動作です。今指導しているのは基本のステップ動作なので指導出来ますが、様々な方向の動きが入ってくると私自身も上手く出来ないのでしっかり練習をしてより伝わりやすいように指導していこうと思います。
また監督からどんどん走らせてくれという要望があったため、現在はシャトルランやインターバル走のメニューを中心に行なっています。

他にはケガ人のチェックも行ないます。現在は大きなケガ人もおらず、ほとんどの選手が自らケアを行なってくれているので簡単なチェックしか行なっていませんが、時間を作って十分にケアが出来るように工夫していきます。

これからはサレジオ学院サッカー部の活動だけでなく、ドクターズフィットネスでの事も報告していこうと思います。
                                       齊藤 真広

『決断力を持ち』『判断力を養う』

先日指導先で選手(高校生)が『今は不況で、何年後には回復しているから、大学卒業はいつがベストだから・・・』などと話をしていました。これを聞いて私が何を思い感じたかというと、『いや~賢くて時代を先読みしていて、先見の明がある奴だな~』”そんなバカな〟高校生くらいで世の中の情報で自分の人生を左右されてしまうような考えでいいのか?です(賢い子だったので左右どころか私なんかより鋭い見解だったのですが(笑))その後の会話も将来に対してマイナスなコメントばかり、確かに現在世界は不況の中にあり大変な時期なのは事実ですが、まだ10代の高校生が、これから将来にむかって自分自身の人生をというその時に、そんな考えでいいのだろうかと思ってしまいました。将来にむかって、まずは自分自身の人生を豊かにする、何かを追い求めてみてはと思う。
さすがに高校生と同世代とは思ってはいませんが、私は我々若輩者にとって大切なのは、『決断力を持ち』『判断力を養う』事だと思っています。何事も実行に移すには決断が必要であり、決断するという事はとても勇気がいる事です。がしかしいくら勇気があっても判断材料がなくては、決断はできませし、判断のない決断ほど無責任な事はありません、若ければ若いほど、経験が浅ければ浅いほど判断材料は乏しいものです。いつも私は先輩方と接する際に思っているのは、必ず自分よりも多くの優れた判断基準があるはず、また後輩であっても自分よりも経験豊富なものに対しては、やはり私よりも優れた判断基準があるとはずだと思っています。
昔は判断材料すらないのに思いのままで決断してしまっていた気がします(今でもかもかな??)当然浅はかな決断ですから、結果無責任な言動にいたった事も多々ありました。今思えば責任を求められていなから許されていたのだろうと・・・許されてなかったかな??(笑)
私は多くの先輩方や仲間からアドバイスを頂くとき、『どうしたらよいか?』ではなく、『どのように考えているのか?』と問います。それはアドバイスを一つの判断材料として、最後は自分で判断し決断したいと思っているからです。当たり前の事かもしれませんが、どんな考えであってもその人自身の見解をのべてくれない人に私は決して相談をしたりはしません、
判断力を養う方法は様々な気がしています。ただ最後は自分自身の信念に基づいた理念なのではないかと思っています。
自分の将来を様々な情報や周囲に流されて判断し、勇気のいらない決断をした先に責任感など生まれてくるのでしょうか?私の周囲でも尊敬する先輩方は責任を求められる仕事をし、強い責任感があります。私はそこが自分と先輩方との大きな違いであり差だと思っています。それは自身の問題でもあり、周囲からどれくらい責任を求めているかでもあります。何気ない高校生の一言から結局は自分の事になり、こんな時代だからこそ〝もっともっと〟責任ある『決断力をもち』日々『判断力を養う』事を求めなくてはと改めて感じました。