2007年11月 アーカイブ

成長できる職業意識

2007年11月8日にリニューアルオープンするDOCTOR'S FITENSSをあらたな拠点にスタートする、Minoyama's Athletictrainersですが、我々が今までと大きく変わるわけではありません、日々の仕事に感謝し、楽しみ、噛みしめながら一歩一歩着実に気負う事無く歩んでいきたいと思います。

Minoyama's Athletic Trainersとして我々はTrainerという職業に対しProfessionalとしての自覚と責任、そしてなによりPrideをもちTeamとして成長していきたいと感じています。
職業や立場の違いで人間として求められるものが違うとは思えません、
 好きな仕事であるからこそ『Trainer』としての『Sports』という時間や場のために自分自身の人生があるかのような勘違いをおこしてしまいがちです。時間や場を生きるのではなく、時間や場に活かされる意識が大切だと私は考えています。
 好きな事を職業としているからこそ、その位置づけを勘違いせず、この職業を通じ自分自身の人生を豊かにし、成長する事の大切さを改めて感じていきたいと思います
 専門職であるからこそ、1人の社会人として、1人の人間としての成長に今まで以上に謙虚に貪欲に向き合っていきたいものです。専門的な知識を持ち時として他者に対し敬意を表する事の大切さを忘れがちな時があります。若い集団だからこそ信念のある理念のもとに、決して奢る事無く謙虚に挑戦しつづけ、支えられている全ての方々に敬意を表し、感謝し、学び成長していくべきだと考えています。
 成長する術というのは人の数だけある気がします。物事に先入観を持たず、固定観念を捨て最大限の可能性を持ち個々が成長してTeamとして成熟していけたらと願っています。

現在のMemberとなり約1年半になります。決してTeamとして満足のいけるレベルではありませんが、成長する事に貪欲で、強い信念と目標を持ち、折れる事無く日々頑張っている仲間をみていると、そして『箕山クリニック』『DOCTOR'S FITNESS』という心強い場所で日々すごしていると、M's AT projectは何か大きな事が出来るのではないかと、希望に胸が膨らみます。

我々次第ですが…

あれから10年・・・

先日M's AT projectの運営するDOCTOR'S FITNESSに箕山クリニックよりAthletic rehabilitationで私の同年代のノンプロのサッカー選手が来ました。M's AT projectの小川トレーナー(駒沢大学サッカー部トレーナー)が担当する事となり本日が初回でした。同年代という事もあったり私が以前プレーした環境とも重なり、何とも言えない気持ちになりました。

 私は中学時代の仲間が高校への進学を選択するなか、両親に幼少期よりの夢であったブラジルへサッカー留学をさせてもらいました。私の両親は普通の親ですから勿論大反対でした。
3年間で延べ6チームを渡り帰国後2年間国内でアマチュア選手としてプレーしました。
 当時の私にはサッカーしかありませんでしたし、何とかサッカーで生けてはいけないかと微かな希望を頂いていました。チームメイトには会社員として工場勤務をしたりしながらプレーをしている選手もいて、年齢も上は30歳から下は19歳でした。私は夕方まで仕事をして、その後に練習をしていました。当時よく先輩から『アマチュア選手は25歳以降はキツイよ』といわれ、確かにプロと違い生活をスポーツの為に使える時間が限られていていますし、精神的な部分でも社会人としての自分と、スポーツ選手としての自分との狭間で厳しいのではなかろうかと感じていました。
 そんな中でもサッカーで、サッカーに携わって生きていきたいと、ない才能に気付きながら願っていましたが、しかしサッカーに対する自信のなさに加え将来への不安などもあり日々悩んでいました。今でも覚えていますが、ある朝突然『サッカーを辞めよう、もうサッカーをしたくない』と思いました。4歳でサッカーを初めて以来初めての感覚でした。それから2年間はサッカーの”サ”の字すらない生活で周りの仲間から遅れた学力を必死で取り戻しました。
 今現在当時のチームメイト、ブラジル時代のサッカー仲間は様々です。サッカー選手を続けているもの、指導者の道を歩んだもの、Jリーグの球団で仕事をしているもの、私同様新たな道を選んだものも多くいます。がしかし今言えるのは私にはサッカーがあったから、サッカーを通じ多くの仲間に出会い、夢を抱き努力する事の厳しさと大切さを学びました。
 また諦める事なくどんな環境、立場であっても現役選手として頑張っている選手に尊敬の念と羨ましさを感じます。折れる事なく続けた人間だけが味わえるサッカー感、スポーツ感がそこにはあるのだろうといつも思います。
 10年前からは想像もつかない立場で仕事をさせて頂いてますが、やはり私の原動力は当時のサッカーで生きていこうと思っていた時代の仲間や経験、気持ちなのではと常に思います。こんないい加減な自分でも現在の仕事や立場に息苦しさや辛さを少しは感じるときがあります(笑)いつもそんな時サッカー選手を夢見ていた当時の気持ちを思い出します。私はとても単純なので、それでいつもとても救われた気持ちになります。当時よく聞いた○渕剛や浜○省吾を聞くと心の底から何か湧いてきます。そんな時いつもなんて単純で扱いやすい人間なのだろう自分はと思います(笑)

 あれから10年が経ちますが、本質はもしかしたら何も変わっていないのかもしれませんし、変わらない気持ちは持ち続けたいと今日改めて思いました。