2007年04月 アーカイブ

身の丈=等身大

新年度をむかえ新たな気持ちでスタートです
私三栖は、学生のチームをサポートしていたり、トレーナーの専門学校で講師をさせて頂いているからか、新年よりも新年度の方が新鮮な気持ちになります。
我々トレーナーという職業は一言にトレーナーと言っても様々な方が活動しており、スタイルもニーズも多種多様です。我々MCATの中でも日本代表、プロの球団、大学生、高校生、中学生、施設でのトレーニング指導、競技団体でのサポートなど、活動の場は幅広くまた我々トレーナーに求められる能力も様々です。
私は他の業種の事は詳しくありませんが、こういった職業も珍しいのではないでしょうか?これは言いかえれば、まだまだ整備されていない業界だともいえると思います。しかし日本のトレーナー界が今日に至るまでに多くの方々の力があって成り立っているのだと言う事を決して忘れてはいけないと思っていますし、以前にも『スポーツ人』というタイトルでコメントさせて頂きましたが、当然選手や指導者また多くの関係者の方がいてこそだということもです。
まだまだ”志半ば”ですが、今まで振り返ると本当に多く方に育てられたと感謝の思いばかりです。今思えば行き過ぎた言動や勘違いとしか思えない事も多々ありました。
おそらく5年10年経てば今日現在もそのように感じるのかもしれません、でも常に今現在の等身大の自分で頑張って生きたいと思います。背伸びせず、慌てず、身の丈を感じ、身の丈にあった言動をとっていきたいものです。
10代の頃家族とはなれ単身海外で生活していたのですが、その頃ある人にいわれたのが、『人間は2つの袋を持ち一つは体の前に持ち、もう一つは背中に背負っている。前には自分の良い部分と他人の悪い部分を、背中の袋には自分の悪い部分と他人の良い部分をいれている。だから人間は慌てずに心に余裕をもって、時には前後の袋の中身を確認しなくてはならない』当時はどっかの爺さんが何か言ってるよくらいでしたが、今日に至るまで私に大きな力を与えてくれた言葉です。
善意のつもりの頑張りが時に自分本位な時があります。感謝の気持ちよりも不平、不満がつのる時があります。そんな時こそあのお爺さんの言葉を思い出すべきですね!背負ってる袋にこそ大切なものがある気がします。
まだまだ”志半ば”初心を忘れず、諸先輩方、仲間、後輩に感謝し、背伸びせず等身大の自分を受け止め、今年度も頑張っていきます。