Pride=自尊心

自分の仕事にどうしたらPrideをもてるのでしょうか?もってもらえるのでしょうか?
 自尊心の言意は『自尊の気持ち。特に、自分の尊厳を意識、主張して、他人からの干渉を排除しようとする心理、態度』となっています。つまり自分の中で尊く侵しがたい確固たる物に対し、意と反する干渉を許しがたいと感じる事や行動という事になる。これは表現のしかた一つではトラブルになりかねない事です。
 よく『Prideが高い』とか、『いらないPride』とか言いますが、Prideにそんな尺度があるのでしょうか?自分自身の尊く侵しがたい確固たるものを守るのに、高い?低い?いる?いらない?なんか変じゃないですか?
 私にとってスポーツ・トレーニング、スポーツ現場におけるスポーツのためのトレーニングとは尊く侵しがたいものです。しかしプロとして職として生きていくのは甘い事ではありません、時として自尊心を奥にしまい受け入れなくてはならない事が多々あるはずです。仕事にPrideを持つために、やはり受け入れがたい事を、受け入れ自分の中の尊く確固たる侵しがたいものを自分自身で守るしかない気がします。守り続けるためには受け入れがたい部分への能力を高める事だと考えています。
 MCATの1人で鈴木章史というトレーナーがいます。私より3つ年上で、箕山クリニックがきっかけで知り合った仲間です。人生の先輩ではあり、最も尊敬し信頼する仲間です。鈴木章史という男は、仕事、ATという仕事に対しものすごいPrideを持ち、その確固たるものが決してぶれない、多事を受け入れつつも明確なビジョンを持ち着実に進歩しています。
 鈴木トレーナーをみて思うのは、自分自身の仕事に何よりも尊く侵しがたい確固たるものを一つの芯として持たない人間は、一生仕事にPrideなど絶対に絶対に持てないと思っています。その芯がなかったり、守る術や努力が出来ない人間が『いらないPride』持ったり『Prideが高い』と感じるのではないでしょうか?
 これは逆にいえば、仕事にPrideをもっている人間が集まればトラブルもあるだろうが、お互いにぶれない芯のもとに多事を受け入れ、進化していけるはずだと信じています。Prideのない仕事なんて仕事ではない
 Prideにはけなして、うぬぼれ、思い上がり、高慢の意味もありますが、芯のない人間のPrideはそんな気がします(笑)