自分達にできること

 大地震から早1週間が過ぎました。私は地震があった時に四国にいましたので、東京の揺れも体験はしていませんでした。日曜の夜に帰京しても、その危機感に周りとの温度差を感じました。幸い親しい人の無事は確認できていますが、少しでも多くの方が早く人並みの環境に戻れるよう祈るばかりです。

 本日、普段より大変お世話になっている先生が、研修会の参加名簿を元に全国規模のメーリングリストを作成して下さいました。ニュースで報道されるのとは違い、被災した地域の現状がダイレクトに伝わってきます。私も何かをしなければいけない衝動にかられ、今ブログを書いています。

 今日もガソリンスタンドにできる長蛇の列を目にしました。いったいこの人達のうち本当にガソリンが必要な人はどれくらいいるのか。そんな思いが頭を過ぎりました。

 現地では実際に救援物資が沿岸部の港や空港に届いているにも関わらず、それを運搬するトラックの燃料が無いから輸送できないという実情のようです。ガソリンが本当に必要なのは関東ではなく被災地であるというのが現実味を帯びます。

 医師でもなく看護師でもない自分達にできることとは何か。家族を守る責任があるという事は否定しませんが、関東で不必要に多くの燃料や食料を消費しない事。停電が回避されるように少しでも節電を心がける事。

 皆既に実施されている事ではありますが、同じ日本という国の中で起こっている現状をもっと身近に感じ、利己的な考えをほんの少し排除する事で、今行なわれている策の中でももう少し貢献できるはずです。

 まずは我々会社のスタッフから、そしてこのブログを見てくださっている方々が共感されて周りに少しでも影響を与える事が出来ればと思います。

 私達トレーナーという職業は医師や看護師と違い、今このタイミングではマンパワーとして貢献する事はできません。少なからず医療に関わる身として無力感でいっぱいですが、この先復興の過程では自分達の職業が貢献できるタイミングが必ずあるはずです。常にその機会を伺いつつ、日々のちょっとした貢献に取り組みたいと思います。