打球

 今季は定期的に大学の部活動をサポートに行っていますが、先日リーグ前のオープン戦を見る機会がありました。大学からの要望では基本的にケガに対する対応の為、普段は練習中に仮設トレーナールームにてプレーできない選手のトレーニング目安の提示や、簡単なファンクショナルテストで現状の評価をしてコレクティブなエクササイズを指導する事が多いので、選手がプレーしている姿を見ることは余りありません。

 そういった中でも春季リーグ以降監督からトレーニングの相談を受け、ウォーミングアップにトレーニングの要素を盛り込み、可動性と安定性の向上・ランニングフォームの改善を念頭において指導をしました。

 私が観戦した日の対戦相手は過去にも試合をしていた学校だそうですが、相手の監督から「以前よりも打球が早くなっていますが何か取り組みをされたのですか?」と言われたそうです。監督が「特別なトレーニングはしていないのですが、変えたことと言えばアップでトレーニングの要素を混ぜた事くらいなので成果が出ているのかもしれないですね」とコメントしてくださいました。

 私は技術の指導者でもありませんし、特別野球スペシフィックな事をやっているのでもありません。ですから試合中の何かのパフォーマンスが変わった際に、「これはトレーニングの成果ですね」とは言えません。でも何かが変わるきっかけになっていればいいと思います。

 秋季リーグの開幕戦は残念ながら白星でスタートできなかったようですが、春季よりも良い成績がおさめられるよう、今からできることを考えていきたいと思います。