PT

 スポーツ、医療に関わっていると「PT」という言葉によく耳にします。ドクターズフィットネス(4月よりDr.ARMS)でトレーニングされている方は隣接する箕山クリニックを訪れた事があると思いますので、リハビリ室にいる理学療法士の事だな…と簡単に見当がつくと思います。私もスポーツ医学会に身を投じて10年以上が経過し、「PT=理学療法士」というのは当たり前の認識となっています。

 しかしプロサッカー界においては上記のような認識が実は浸透しておりません。「このチームのPTは誰?」あるいは「来年は誰がPTをやるの?」、「今年〇〇チームは△△さんがPTやるらしいよ」などといった我々からは??な発言を耳にすることがあります。

 Jリーグのクラブには大抵複数のトレーナーが所属しており、主に別メニューの選手の対応を中心に活動する人や、主に全体練習のサポートをする人など、役割分担を決めてシーズンをスタートさせます。もし理学療法士がチームに所属した場合は当然別メニューの選手のトレーニングを担当する事になります。テクニカルスタッフやフロント、選手は医療業界の人間ではありませんので、「PT=リハビリを担当する人」といった認識が出来てしまっているようです。こういった認識があることを知らず、自分もちょっと苦い思いをした事もあります…。

 「PT」は医療資格の名称なので「PT=トレーナー」ではありませんが、PTの免許を持ってトレーナーとして仕事をしている人はたくさんいます。
 パーソナルトレーナーも略せば「PT」ですのでこれも注意ですね(笑)!