2009.0812
エンドポイント
今回は怪我に関する少しまじめな話です。DFの会員さんにはあまり良くわからない話かもしれません。スポーツの現場ではなかなか出会いたくないが出会ってしまう前十字靭帯損傷。箕山クリニックにも前十字靭帯を損傷した患者さんが多数訪れ、手術前や手術後にM’sでアスレティックリハビリテーションをしている患者さんも何名かいらっしゃると思います。
受傷シーンを見ていれば何となくわかりますが、この靭帯の損傷が疑われる場合、種々の検査が行なわれます。ではトレーナーとしてこの靭帯の損傷が疑われる場合はどうするか。当然ですがグランドレベルで徒手検査を行ないます。前十字靭帯の徒手検査は何種類もありますが、最も重要なのはラックマンテストではないかと思います。この徒手検査はエンドポイントと呼ばれる骨が靭帯で『カツっ』と止まる感覚の有無を確かめます。一般的に前方引き出しテストは急性期の評価をしにくいと言われていますが、実際に急性期でエンドポイントが不明瞭な方に前方引き出しテストを実施してもあまり異常な所見が取れない印象があります。そういった意味で現場に出るトレーナーはラックマンテストでしっかりとした所見が取れなければいけないと思います。
またMRIなどの画像所見もある程度読影できるようにしておかなければいけないと思います。診断権はドクターにしかありませんが、損傷の疑いがある旨をドクターに連絡する際にエンドポイントの有無や画像所見についてトレーナーが説明をしなければいけない事もあります。私もまだまだ経験不足ですので、もっと正確に検査所見をとり、詳細な読影が出来るようにならなければいけないと日々感じながら仕事をしています。トレーナーを目指す若者には是非ともラックマンテストを十分に練習しておく事をお勧めします。
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