鍼治療

 今日はホーム開幕戦でしたが、残念ながら勝つことは出来ませんでした。多くの皆様が会場に脚を運んでくれたことに感謝いたします。過去最高の試合数となるJ2はまだ始まったばかりです。また次週味の素スタジアムで頑張りたいと思います。来週は土曜日がアジスタでモンテディオの試合があり、日曜日にはヴェルディの試合があります。対戦することができれば一番面白いのですが…。
 さて本題に入ります。トレーナーの仕事は多岐に渡りますが、Jリーグの現場でトレーナーに最も求められるのは治療です。DFにお越しの皆様は不思議に思われるかもしれませんね。ですから私自身も現在の主な仕事は治療です。当然リハビリも行ないますが、基本的なランニングがある程度までできればフィジカルコーチにバトンタッチします。そこがモンテディオ在籍時との大きな違いでしょうか。Jリーグの選手は思いのほか鍼が苦手な選手が多く、鍼の位置づけも最終手段的な認識をされています。開業されて長年鍼治療で生計を立てておられる先生方のようには治療はできませんが、鍼の治療成績もあげていかなければいけません。病院では鍼治療の経験を積む事はあまりできませんが、鍼灸師である以上鍼灸で治療ができなければいけません。私のようにフルタイムでチームに帯同するトレーナーというのは少数派かもしれませんが、そういった仕事を目指す学生がこのブログを見ているのならば、治療とトレーニングをバランスよく学んでいって欲しいものです。トレーナーが何名かいればそれぞれのストロングポイントで勝負していけばいいのですが、現チームのように2名でやっていかなければいけない状況ではそうもいきません。M's AT projectが追い求めるトレーナー像とは少し外れますが、今後もこういった現場で感じるギャップも伝えていければいいと思います。