能力=技能×経験
どんな職業でも同じだとは思いますが我々トレーナーもまた同じで、日々能力を高め社会から評価を得なくてはなりません、私は能力とは技能に経験をかけたものだと考えています。技能という言葉を調べると『技術を行う腕前』と、技術は『物事をたくみに行う技』となっています。つまり技能とは身に着けた技術を実践する力と考えられます。同じだけの技術を身につけていても、同じだけの成果がでるとは限りません、技能とは、習得した技術を状況に応じて活かす能力と考えると、これはもって生まれた才能や、置かれている環境などが影響するのではないでしょうか?
経験はやはり時間をかけるしかありません、5年経たなくては見えない、感じられないものが、10年経たなくては、見えない、感じられないものがあるはずです。10代の頃にお世話になっていた方に『慌てている人間は成功しない』といわれました。これを当時言われたのはサッカー選手としての話でしたが、経験とはまさに慌てても、急いでも仕方ありません、がしかし限られた時間の中で、ライバルに追いつき、追い越し、差をつけるためには何かで急がなくては、 我々の職業で技術といえば、やはり学識です。これは頑張った分だけ、努力した分だけ身につくはずです。ライバルよりも一歩先へいけるはずです。がしかし技術(学識)があれば能力があるとはなりません、私もそういう時期がありましたが、少しの知識を身に付け、能力が上がったと勘違いをしてしまった事がありました。学識があってもそれを活かす力、“技能”がなくては意味がありません、そしてなによりも経験が重要です。我々の仕事は経験しかない仙人的なのも問題ですが、知識が豊富だったりすると経験の重要性を理解してなかったりします。わたしの場合これを気づかせてくれたのは師匠でした。タイミングよく様々な経験をさせてもらい、経験しなくては、見えない、感じられない事が、逆にいうとそんな事のほうが多いという事を、身をもって体験させてくれました。我々は様々な事を学び続ける必要がありますが、学者ではありません、知識が全てではありません、様々な研究により生まれた技術をいかす力“技能”が必要です。以前お世話になっているトレーナーの方に『難しいことを難しく捉え伝えているうちは、まだ理解出来ていない』と言われました。数多くの経験から感じた事が、学んだ知識や習得した技術をシンプルで最も活かしやすい形にし、質の高い技能としてくれるのかも知れないと感じています。
自分自身の能力を真摯に受け止め、慌てずに経験をつみ、周りのライバルたちに負けないように常に技術習得に貪欲に、そして物事をシンプルかつ深く捉えられるように“慌てずに急いで”・・・
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